山留め工事
山留め工事とは
一言で言うと回りの地面を固める工事です。H形鋼を差し込みます。
杭工事完了後、基礎工事に入るため地下を掘り進めます。その際、周辺の地盤が崩れてこないように壁を作り、回りの地面を固める山留工事を行います。もし、掘削していて隣の家が傾いたり、土地が崩れてきたら大変な事になりますよね。考えるだけで恐ろしい。
基礎工事に入る前の大切な作業です。
そもそもH形鋼とは
H形鋼は断面がH形をした鋼材で山留めをはじめ汎用性のある仮設機材であり、さまざまな現場で使用します。鉄骨の柱や梁に使うケースもありますし、土留に使うものをあります。材軸方向に長い形鋼の1種で、断面形状がH形のものである。柱/梁/基礎杭などに広く使用され、用途や力学的特性により加工、分類される。H鋼は重量形鋼に分類され、入隅/出隅のコーナー部にはアール、エッジがかかっています。
打ち込まれたH鋼がこちら。
山留め杭といいましたが、この後基礎をつくるスペース確保のため掘削作業があります。
その際に、
土砂崩れがおきないよう、土砂をせきとめる為に行なうのが山留め工事となります。
まとめ
根伐り工事前の掘削面を保護し、周囲地盤の土砂崩れを防ぐ為にH鋼を地面に打ち込んで更に壁を作るという重要な作業でした。この工程がなくただ地面を掘り起こすと隣地に危害を与える可能性がありますもんね。
次回は根伐り工事をお伝えします。