イーストワン日本橋三越前 鉄筋圧接

工事状況

イーストワン日本橋三越前 鉄筋圧接工事

鉄筋圧接工事とは

鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の鉄筋工事では、鉄筋を所定の長さに切断した状態で現場に搬入するため、現場では鉄筋の継手が不可欠です。
鉄筋継手方法の1つとして「ガス圧接継手」が存在します。

 

ガス圧接継手は鉄筋端面同士を突き合わせ、その周辺を酸素・アセチレン炎で加熱すると同時に軸方向に圧縮力を加えて加圧することで、接合面を超えて鉄筋の原子が移動し、マクロ的には結晶粒が接合面を超えて金属結合されて一体となる継手です。

鉄筋のガス圧接は、接合端面を突き合せて、圧力を加えながら、接合部を酸素・アセチレン炎で1200℃~1300℃ に加熱し、接合端面を溶かすことなく赤熱状態でふくらみを作り接合する工法です。


突き合せた両端面の原子が接合面を跨いで拡散し、金属結合して一体化することにより接合されます。このため次の3つの条件が必要です。

(1) 加圧:両端面の原子間距離を近づけ、金属結合を促進させる。
(2) 加熱:変形抵抗を減じ、原子の動きを活発にする。
(3) 圧接時間:圧接端面の原子が全て金属結合する時間を確保する。

まとめ

今回は圧接に関して投稿しました。圧接は鉄筋を一本化する一般的な方法です。鉄筋の太さや材質によって圧接できるかできないかもあるそうです。更にこの圧接工事が終わったら外観検査と非破壊検査があります。検査内容はふくらみ、軸の偏心量、ずれを見ていきます。

 

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